操作系リファイン?



リファイン?ある意味そうではないけど、俺にとって今回の整備は、かなりウエイトのあるチューニングだ。

・・・というのは、前々から苦に思っていた「クラッチの重さ」に対するリファインを実行すべく、ようやくその

方法も決定した為、半ばテスト的ではあるものの、本日の作業に取り掛かったのである。

握力には自信がある自分だったが、バイクに乗り始めて23年、はじめて手が攣ったほどの重さに、

ここのところ耐えかねてきたことが、これに踏み切る最大の要因になった。


e0111499_2362684.jpg



俺のブラックバード(99年式)、とにかくクラッチが重い。山でみんなのクラッチを握らせてもらっても、

俺のより重いクラッチは見たことが無い。山に限らず、いろんな人のバイクを触らせてもらったが、全て

俺のよりも数段軽い。 webで調べても、バードのクラッチの重さに悩んでいる人も多く、みんないろいろ

と対策をしているようなので、俺も対策を練り、クラッチマスターの交換という方法を選んだ。

そして「ゲイルスピード」のラジアルマスターに決定!したのも束の間、欲しいマスターは欠品中で、

おおよそ3ヶ月待ちだったこともあり、諦めた・・・。ブレンボという手もあるが、なんせカネが掛かりすぎる

ので却下。


e0111499_23174353.jpg



現在はニッシン製の横型マスター14Φが付いている。前オーナーがノーマルから交換したものである。

そしていろいろと調べているときに、ふと気付いた。

バードの前期モデル(~98年式)のマスターピストン径が14Φなのに対して、俺の中期モデルの

マスターピストン径は1/2インチΦ(12.7mm)である。なのに現在付いているマスターは14Φだ。

油圧系のブレーキやクラッチは、マスターを大きくすればタッチが良くなり(硬くなる・重くなる)、

操作幅が狭まるのが常識だ。

と、いうことは、俺のバードは1/2インチΦから14Φに替えてあることで、ノーマル状態のときよりも、必然的

にクラッチは重くなっているはずである。
さらには半クラッチの範囲も狭くなっていることになる。

・・・どうりで重すぎる訳だ・・・半クラの範囲の狭さも気になっていたが、これがノーマル状態と思い込んで

いた為に、ある意味ラッキーな気分である。

そこですぐさま思いついたのが、1/2インチΦのマスターに替える(ノーマル状態に戻してみる)ということ。

そうすれば、ほんの少し軽くなる計算ではあるが、もしかしたらあまり変化が無い可能性もある。

が、狙っていたゲイルも欠品中なので、ここは一つ、賭けに出てみることにした。


e0111499_2341393.jpg



(上)ヤフオクにて「ホンダVFR800」用の1/2インチΦクラッチマスターを手に入れた。

(下)前オーナーが交換していたニッシン製マスター14Φ。

ほぼ新品に近い状態のVFR800用マスター。実に、ゲイルスピードの十分の一という安格で購入。

カップ式マスターと比べれば見た目はイマイチだが、現在のクラッチから幾らかでも軽くなってくれる

のであれば、そんな見た目なんか捨ててもいい。




VFR800用1/2インチΦマスターシリンダのピストン表面積=1.266c㎡

ニッシン製14Φマスターシリンダのピストン表面積=1.538c㎡


e0111499_23573142.jpg


e0111499_2357621.jpg



この二つのシリンダーピストンの表面積の差は、なんとたったの0.272c㎡である。

さて、たったこれだけの差による変化を期待できるものなのか・・・それは試す他に手は無い。


e0111499_0175039.jpg



ブレーキOIL対策の養生をし、作業に取り掛かる。


e0111499_019457.jpg



クラッチレリーズから、旧OILを抜き取りチェックする。おおよそ1000km走行後のOIL。

けっこう汚れている。マスターシリンダのリザーバタンク内にも、不純物の粉のようなものが

蓄積していた。


e0111499_0231263.jpg


e0111499_0232643.jpg



これを見て解るとおり、油圧式クラッチはOILの内容量的にも少なく、さらに作動させる回数は多い為、

比較的短時間の内に汚れが進む。こまめなチェックと1000km以内の交換は必須である。



順調に作業は進むが、はやる気持ちを抑え、丁寧に確実に組み付けた。

専用品ではないので、少しばかり知恵の必要な取り付けが要求されたが、ほぼ完璧な仕上がりである。


e0111499_0324091.jpg



見た目も機能も、これで純正。 ノーマル状態に戻ったはずだ。

エアー抜き作業中は、少し軽くなったか?くらいの感覚だったが・・・。


e0111499_035232.jpg



さて、肩のこるような真面目な文章はここまでにして、いざテスト・ランへ出掛けてみよう。




な・・・・なんこれ。

めっちゃ軽いし!!!!!!!!!!

半クラの範囲も少し広がって、前より断然乗りやすい・・・。

ちょ!山いこー! みたいな勢いで、近くの瑞梅字ダムってとこまで、無駄にギヤ変えながら

走ってみました(嬉すぎ)!!


e0111499_0422074.jpg



西向きなコースは日当たりもよく、路面はスーパードライ。

思わず4周回マジ走りしてしまった~~~みたいな(笑)

けっこう昔、ここも走ってたんだけどね。。。キャッツ埋められてK札も来るようになってツブレちゃいました。

なのでツーホーされたらいかんので4週で止め!!的な感じ(笑)

それにしても「0.272c㎡」の恩恵がここまであるとはね!しかもこれがノーマルなら、これでクラッチが

めっちゃ重いとか言ってるバード乗りの人々は甘い!←言いすぎ??^^;;

ま、わざわざ1/2Φを14Φに替えて重くした(なった)前オーナーの意図は何だったのだろう・・・とも(笑)

でもね、もし当初の計画通りにゲイルのマスター買ってたら、軽く40000UPコースだったからねぇ~^^;

助かった助かった(爆) これで予算が他に回せるよ~っ!みたいな。

ホント・・・ヤフオク様々でございますね~サンクス!!


e0111499_125427.jpg

[PR]
by namari-ag | 2013-01-31 01:17 | オートバイ
<< ダム巡りのはずが・・・ 2013 新年会 >>