阿蘇白川~15年越しのライズ




解禁直後の不土野から五ヶ瀬を流し、20センチにも満たないかわいいサイズを

数釣りしたのはいいが、ライズ獲りではなく叩き上がりだったということもあり、

充実感は薄い。




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そんなこんなで、なんだかなぁ・・・  と、すごく物足りなさを感じながら帰路についた。




PM4:00 南阿蘇付近を走っているとき、ふと昔のことを思い出し、白川を覗いてみる。

水は笹濁り、川自体も荒れていて、昔の面影は感じられない。

聞く話では、サイズもかなり落ち、昔のような砲弾銀化の姿はもう無いが、まだヤマメは

生息しているという・・・。



フライマンが1人、緩く流れるプールでライズ待ちをしているのを見つけた。



そして、その一つ下の堰堤で、「ポツン」・・・と怪しいライズリングが出たのを運よく

見つけてしまった。そしてしばらく観察すると、怪しいながらも間違いなくヤマメの

ライズである。 緩いVの字の流れが障害物で一本に絞られ、さらに流れが緩む。

川底の隆起からできる流れの筋のド真ん中。フィーディーングレーンは、魚の定位位置

から左右約5センチ以内。

風は下流からのアゲインスト。水面直下の何かを食っているようで、ライズリング直後に

たまに尾びれが水面に出る・・・サイズもそこそこ良さそうだ。

時間はPM4:40。 気温4℃。 このチャンスを逃せば、後はもう無い。



ポジショニングは魚から左斜め下流約8メートル。流下昆虫は確認できないので、

8Xティペットに様子見で16番のガガンボを流す。

一投目、二投目。見事に風の影響でドラグが掛かり、レーンを外れる。

三投目、ピシャリ真上・・・・  無視される。 ここでガガンボ中止。



相変わらず4回/分でライズは続く。

次にCDCダン18番。 ウイングのみを浮かせ、ボディを沈めるセッティングで挑む。

一投目、微かにドラグがかかり、レーン上から数Cmスライド・・・。

二投目、カーブでいい具合に入る。 このまま行けばドンピシャ真上だ・・・。



この勝負、いただきました(笑)

合わせてすぐに下流に走り、思った以上に引く。

時折水面でジャンプする魚体に、んんん!?ニジマスか?と思わせるような色合い。

とても痩せているのに、尾鰭だけ異常に発達しているという・・・。

砲弾銀化でないにせよ、ここのヤマメは強い。

湧水で育つヤマメは、15年経った今でも健在でした。





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どこかに抱えていたモヤモヤ感が、一気に吹き飛んだ瞬間だった。

水面が盛り上がり、フライが消え、尾鰭が一瞬水面を割る。

15年越しに、まさかまたここに立つことがあろうかとは・・・思ってもいなかった。

そして、いまだに「あの瞬間」が瞼に焼きついている。
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by namari-ag | 2015-03-05 00:11 | 淡水の釣り
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